マギのクロゼミ
応用 #Claude#Plugins 公開 2026.04.26

Claude Plugins インストール手順。マーケットから手元の環境へ

プラグインは Skills と違って、フォルダを手で配置するのではなく、`/plugin` コマンドを通して取り込みます。マーケットプレイスを追加してから個別プラグインを入れる、という2段階の手順が独特です。本記事では、その流れを順を追って整理します。

はじめに

前回の「Claude Code の Plugins とは」で、プラグインの正体——Skills / Commands / Hooks / MCP をひと包みにする入れ物——をお伝えしました。今回はその インストール手順 をいちから扱います。

プラグインのインストールは、マーケットプレイスを追加してから、その中の個別プラグインを取り込む という2段階の流れになっています。npm install のような1コマンドで済む種類の操作とは少し違うので、最初は手順がイメージしづらいかもしれません。

この記事では、実際の流れを、

  1. 全体マップ:マーケットプレイス → プラグインの2段階
  2. /plugin コマンドの全体像
  3. 手順1:マーケットプレイスを追加する
  4. 手順2:プラグイン一覧を見る
  5. 手順3:プラグインをインストール
  6. 手順4:有効化・無効化
  7. 手順5:削除
  8. うまくいかないときの確認手順

の順に整理します。

全体マップ:2段階で取り込む

まず、Claude Code がプラグインを取り込む流れの全体像を頭に置いておきます。

[GitHub のプラグイン陳列棚]
        ↓ /plugin marketplace add
[手元の Claude Code に「陳列棚」を登録]
        ↓ /plugin
[陳列棚に並んでいるプラグインを一覧]
        ↓ /plugin install <プラグイン名>
[個別プラグインを手元にインストール]
        ↓ 有効化されて動き始める

WordPress に例えると、

WordPressClaude Code
公式プラグインディレクトリを開く/plugin marketplace add でマーケットプレイス登録
ディレクトリ内のプラグイン一覧を見る/plugin でプラグイン一覧
「インストール」ボタンを押す/plugin install <name>
プラグイン一覧で「有効化」プラグインの有効化/無効化
削除ボタンプラグインの削除

——という対応関係になります。マーケットプレイス追加が「ディレクトリを開く」、プラグインインストールが「ボタンを押す」 に当たる、と覚えると流れが入ってきやすいです。

/plugin コマンドの全体像

プラグイン操作のすべては、/plugin という1つのコマンドの下にぶら下がっています。/plugin を打つと、その時点で自分が呼べるサブコマンドの一覧が出てきます(記事公開時点の代表的な構成)。

サブコマンド何をするか
/plugin現在のプラグイン一覧と、有効・無効の状態を表示
/plugin marketplace add <url>マーケットプレイス(陳列棚)を登録
/plugin marketplace list登録済みマーケットプレイス一覧
/plugin marketplace remove <name>マーケットプレイスを削除
/plugin install <name>個別プラグインをインストール
/plugin uninstall <name>個別プラグインを削除

/plugin だけ覚えれば、あとはサブコマンドが画面で教えてくれる」という構造になっているので、最初に覚えるのは /plugin 1つだけ で大丈夫です。

手順1:マーケットプレイスを追加する

具体的に動かしてみます。Anthropic 公式のマーケットプレイス を例に、追加してみましょう。

入力欄でこう打ちます。

/plugin marketplace add anthropics/claude-code

anthropics/claude-code の部分は GitHub の <オーナー名>/<リポジトリ名> の形式です。Claude Code は GitHub 上のリポジトリをマーケットプレイスとして直接登録できる 仕組みになっていて、URL や API キーは不要です。

実行すると、

✓ Marketplace 'anthropics/claude-code' added
  Available plugins: 5

のように、追加が成功して 何個のプラグインが並んでいるか まで表示されます。これでマーケットプレイス登録は完了です。

自社の Git リポジトリを追加するときも書式は同じ

社内専用のマーケットプレイスを使う場合も、書式は同じです。

/plugin marketplace add your-company/internal-claude-tools

GitHub Enterprise や私設の Git ホスティングを使っている場合は、URL 形式での指定が要るケースもあります(時期によって対応状況が変わるので、/help か公式ドキュメントを確認してください)。

手順2:プラグイン一覧を見る

マーケットプレイスを追加したら、そのマーケットプレイスにどんなプラグインが並んでいるか を確認します。

/plugin

これだけで、登録済みマーケットプレイスのプラグイン一覧と、自分の環境での インストール状況・有効状況 が表示されます。

[anthropics/claude-code]
  ☐ web-research-toolkit       未インストール
  ☐ git-workflow-helpers       未インストール
  ☑ cli-utilities              インストール済(有効)
  ☑ markdown-toolkit           インストール済(有効)
  ☐ database-explorer          未インストール(無効)

がインストール済かつ有効、 が未インストールまたは無効、というふうに視覚的に区別できる表示になっているはずです(表示形式は時期によって変わります)。

手順3:プラグインをインストール

入れたいプラグインが決まったら、

/plugin install web-research-toolkit

と打ちます。Claude Code が自動で、

  1. マーケットプレイスから該当プラグインのファイルを取得
  2. 手元の所定の場所(ユーザー全体用フォルダ)に展開
  3. プラグインに含まれる Skills / Commands / Hooks / MCP を読み込む
  4. 有効化する

という処理を一気にやってくれます。完了すると、

✓ Installed 'web-research-toolkit' (v1.2.0)
  + 2 skills, 1 command, 1 hook

のように、何が追加されたか が一覧で出ます。/help を見ると、新しい Slash Command や Skill が並んでいるはずです。

インストール直後にチェックすること

プラグインをインストールしたら、すぐに その中身を確認しておく ことを強くおすすめします。確認するポイントは、

確認対象見方
新規追加された Slash Command/help で並びが変わっているか
新規追加された Skill/help の Skills 欄
新規追加された Hook~/.claude/settings.json または当該プラグインの hooks/ フォルダ
新規追加された MCP サーバー/mcp でリスト表示

特に Hook は「いつのまにか自動実行される設定」が増える可能性があるので、知らない発行元のプラグインを入れたときは、hooks/ フォルダの中身を一度開いてみるのが安全です。

手順4:有効化・無効化

プラグインは インストール状態と有効状態が別々 に管理されます。「インストールされているけど一時的にオフにしたい」というときに、無効化が役に立ちます。

/plugin disable web-research-toolkit   # 一時的にオフ
/plugin enable web-research-toolkit    # 元に戻す

無効化すると、そのプラグインに含まれる Skills や Commands、Hooks は 読み込まれなくなる ので、/help の表示からも消えます。「いまだけは静かに作業したい」「特定の Hook が邪魔」というときに使う想定です。

無効化中もインストール自体は残るので、設定や付随ファイルは残ったまま。再度有効化すれば、何も失わずに元の状態に戻せます。

手順5:削除

完全に手元から消したいときは、

/plugin uninstall web-research-toolkit

これで、

  1. プラグインのフォルダが手元から削除
  2. 関連する Skill / Command / Hook / MCP の登録が外れる
  3. プラグイン用の設定ファイルも掃除される

という処理が走ります。削除後は復元できない(再度インストールするとまっさらな状態で入り直す)ので、一時的にオフにしたいだけなら disable で十分 です。

競合したときの優先順位

複数のプラグインが 同じ名前の Slash Command を提供してきた、というケースが起きうります。たとえば、プラグイン A も B も /refactor を提供している、という状況です。

このときの優先順位は、おおまかに次のように整理されます(記事公開時点の挙動)。

1. プロジェクト固有のもの(プロジェクトの .claude/ 内)
2. ユーザー全体のもの(~/.claude/ 内)
3. プラグイン由来のもの(インストール順や有効化順による)
4. Built-in(本体組み込み)

つまり 「より個別なほうが勝つ」 という素直な順序です。プラグイン同士で競合した場合は、/plugin で片方を無効化することで簡単に解消できます。

うまくいかないときの確認手順

プラグインまわりは、Skills より一段ややこしいので、うまく動かないことが起きます。確認手順は、

  1. マーケットプレイス追加が成功しているか/plugin marketplace list で確認
  2. インストールが成功しているか/plugin でインストール済になっているか確認
  3. 有効化されているか:同じく /plugin になっているか確認
  4. /help に新しいコマンドが出ているか:出ていなければ Claude Code を再起動
  5. 発行元を確認:プラグインのリポジトリの README を読み直す

の順で潰すのが効率的です。だいたいは 「再起動」 で解決します。プラグインの読み込みは Claude Code の起動時に行われるので、インストール直後のセッションでは反映されないことがあります。

入れすぎないことの大切さ

ここまでインストールの手順を扱ってきましたが、最後にひとつだけ伝えておきたいのは、プラグインを入れすぎないほうがいい という話です。

理由は単純で、

  • /help のメニューが煩雑 になって、本当に使いたいコマンドが見つけにくくなる
  • Hook の発火タイミング が増えて、Claude の挙動が読みにくくなる
  • 競合の解消 が日常的に必要になる
  • セキュリティ的な検査範囲 が広がる

——という負担が地味に積み上がるからです。

WordPress でも「プラグインを入れすぎるとサイトが重くなる」とよく言われますが、Claude Code でも似た現象が起きます。「いま自分の作業に必要な3〜5個」 くらいに絞っておくのが、長く快適に使うコツです。インストールしたまま使っていないプラグインがあれば、定期的に /plugin uninstall で掃除しておくのが理想です。

まとめ

プラグインのインストールの要点を整理します。

  1. 2段階の流れ:マーケットプレイス追加 → プラグインインストール
  2. /plugin 1つだけ覚える:あとはサブコマンドが画面で教えてくれる
  3. マーケットプレイスは GitHub リポジトリ/plugin marketplace add <owner>/<repo>
  4. プラグインインストール/plugin install <name>
  5. インストール直後に中身を確認:特に Hook の内容
  6. 有効化・無効化と削除は別:一時的にオフは disable、完全削除は uninstall
  7. 競合は「より個別なほうが勝つ」:プロジェクト > ユーザー > プラグイン > Built-in
  8. 動かないときは再起動を試す:プラグインの読み込みは起動時
  9. 入れすぎない:3〜5個に絞ると快適

プラグインの基本操作が手に馴染んだら、次の記事「MCP(Model Context Protocol)とは」で、Step 3 のもう一つの大きなテーマ MCP に入っていきます。MCP は「Claude を外の世界(GitHub、Drive、社内 DB)に繋ぐ共通規格」で、プラグインの中身として配布される MCP サーバーも増えてきています。続けて読むと、Claude Code が「自分のパソコンの中だけで動くツール」から 「外のサービスにも手が届くツール」 に変わる入口に立てます。

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